サービスのフェーズ、プロダクトのフェーズ、案件の粒度によって手法とプロセスの相違があるが、大きく以下の7ステップを整理できると考えている。
事業状況・数字、競合他社の動き、市場・ユーザーの反応から現在直面している課題を整理し、不足している情報を洗い出す。リサーチの価値を最大化にするために現在のフェーズと合わせて、仮説を持ってリサーチをスタートする。
究明したい要素と期待を明確する。対象範囲が広すぎると精度とスケジュールのコントロールが難しくなるため、調査範囲が広い場合は以下の観点からゴールを絞ってみる。・リサーチ結果をどこ利用する・リサーチ結果をどのように活用する・リサーチ結果はどんな意思決定に影響を与える
プロダクト/機能のフェーズによってリサーチ方法を考える。大きく以下のカテゴリーを分類できる。※画像内の手法は一部の例です。
プロジェクトのフェーズによって以下の手法を検討できる。
リサーチのゴールと手法を明確にした後に計画を立てる。定性調査の場合は必要な人数と属性を明確しておく。一般的に関わり部署・人が多いため、いつ、誰、何が必要、詳細なスケジュール計画を立てる。特に定性調査の場合は対象者の募集とスケジュール調整は時間がかかるため、リサーチの事前準備やプロトタイプの作成など同時進行できる部分は同時進行し、リサーチ会社と連携する場合はスムーズに進められるように認識合わせをきちんと行う。
対象者を募集する前に、リサーチの手法・内容・ゴールによって、対象者の人数と属性をきちんと整理する。基本情報から該当経験のある/なし等、リサーチの目的を達成できる代表的な人たちであることを確認してください。対象者の選定がズレると結果は全部ズレてしまう。ステップ4と同じくリサーチ会社を利用する場合は認識合わせをきちんと行う。
特に定性調査を行う場合はより正しい結果を得られるために以下の観点を注意しておく。様々なバックグラウンド、性格、生活、観点を持つ方々と会うため、まず全体的にリスペクトを持ってヒアリング・リサーチを行うのは大事だと思う。
リサーチはよく外部の方々と連携する必要があり、実施後に不足があった場合は全体スケジュールへの影響が出やすいため、リサーチの結果をどのようにまとめるのは最初から関係者とすり合わせて決めて、レビューと進捗管理方法も明確しておく。明確な期待を最初から作り出すことと進捗内容を都度共有することでアウトプットを作成する。
以上はUXリサーチの紹介でした。ご覧いただきありがとうございます。